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堪兼
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たへかね
するぞ
而て藤兵衞が
所持の脇差を如何の譯で汝ぢが手に
入たるぞサア/\
其譯白状すべしと
問詰られて彌十は
苦痛に
堪兼迚も免れぬ處と覺悟を
肉の
破る程に打
敲ければ彌十は是に
堪兼アツと
叫んで泣出しアヽ御
免し
下されよ何事も
皆包まず申上ます/\と詫けるに然らば白状すべしと
責を
止め猶強情に
陳ずれば
餘計に
痛いめを
問ず
功の
疑はしきは之を
擧よと
衣裳に血を引飛石に
血の付たるにて殺したるは傳吉ならんと
疑はれ
拷問の
嚴敷に
堪兼て罪に伏せしと傳吉並に專より申立しが
此儀如何なるやと云るれば
伊藤は
面を