“たまりか”の漢字の書き方と例文
語句割合
堪兼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堪兼たまりかねて、火箸ひばしつて、ヤツとあたまつたのがしたれて、さきあたつたのが、ひだりした
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
に入りて四辺あたりしづかになるにつれ、お村が悲喚ひくわんの声えて眠りがたきに、旗野の主人も堪兼たまりかね、「あら煩悩うるさし、いで息の根を止めむず」と藪の中に走入はしりいり、半死半生の婦人をんな引出ひきいだせば
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)