“たかてうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
高調子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヂュリ いや、あさぢゃ、あさぢゃ。はやいなしませ、はやう/\! 聞辛きゝづらい、蹴立けたたましい高調子たかてうしで、調子外てうしはづれに啼立なきだつるは、ありゃ雲雀ひばりぢゃ。雲雀ひばりこゑなつかしいとは虚僞いつはり、なつかしいひと引分ひきわけをる。
糸子いとこひのふすまきはにぴつたりとせつあやしのことよとみゝそばだつれば、松野まつのれい高調子たかてうしらばかしまゐらせん御歸邸ごきていのうへ御主君ごしゆくんこと緑君みどりくん御傳おつたねがひたし、糸子いとこ契約けいやく良人をつととは
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
餘計よけいひてつて、大聲おほごゑわらひ、高調子たかてうし饒舌しやべるのでるが、かれはなしにはもう倦厭うんざりしてゐるアンドレイ、エヒミチは、くのもなか/\に大儀たいぎで、かれると何時いつもくるりとかほかべけて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)