“しんりよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神慮60.0%
深慮40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなのぞきていさゝかも家内に故障さゝはりなく平安無事ぶじなる者をえらび、神㕝じんじの前のあけ神主沐浴斎戒もくよくさいかい斎服さいふくをつけて本社にのぼり、えらびたる人々の名をしるして御鬮みくじにあげ、神慮しんりよまかせて神使とす。
以て此證據の品にもとづき事成就じやうじゆ致すやう深慮しんりよの程こそ願はしとのべければ伊賀亮は欣然きんぜんと打笑ひ左こそ有べし事を分てたのむとあれば義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ところで、随筆ずゐひつ出処しゆつしよだとすると、なんのために、奥州おうしう越前ゑちぜんうつして、越中ゑつちう備中びつちうにかへたらう、ソレあるひは越中ゑつちうふんどしひゞいて、強力がうりき威厳ゐげんきづつけやうかの深慮しんりよたのかもはかられぬ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
支配するわけは天子若關東をはからせらるゝことありては徳川の天下永く續き難き故東照神君の深慮しんりよを以て比叡山を江戸へ移し鬼門除に致したしと奏聞そうもんありしが許されず二代の將軍秀忠公へ此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
す又々追て呼出すとてさげられしかば皆々悦びいさむ事かぎりなく大岡殿の深慮しんりよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)