“しんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神明70.0%
身命17.5%
秦明2.5%
申明2.5%
神盟2.5%
箴銘2.5%
辛明2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂本は敵が見えぬので、「待て/\」と制しながら、神明しんめいやしろの角に立つて見てゐると、やう/\烟の中に木筒きづゝの口が現れた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いま海底戰鬪艇かいていせんとうてい成敗せいばい一身いつしんになへる貴下きか身命しんめいは、吾等われら身命しんめいして、幾十倍いくじふばい日本帝國につぽんていこくため愛惜あいせきすべきものなり。
「二度も惨敗をかさねました。のみならず、楊林、黄信、さらに秦明しんめい鄧飛とうひと四人までも、敵のとらわれとさせてしまうほどな始末で」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梁山泊りょうざんぱくの賊将、林冲りんちゅう、花栄、秦明しんめい李俊りしゅん孫立そんりゅう鄧飛とうひ馬麟ばりんなど……およそ三千余りが、漠々ばくばくと、これへ近づきつつあります」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
穰苴じやうしよすなはへうたふ(一二)ろうけつし、りてぐんめぐへい(一三)ろくし、約束やくそく(一四)申明しんめいす。約束やくそくすでさだまる。夕時せきじ莊賈さうかすなはいたる。穰苴じやうしよいはく、『なんすれぞおくるる』
どんなことでも、この宝器ほうきのまえに神盟しんめいしたことは、たがえないということが、代々武田家の鉄則であった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが父の死ぬまで口に絶やさなかった箴銘しんめいの言葉でしたと、規矩男は苦笑した。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
と、大将辛明しんめいに、五万騎をつけて、黎陽へ向わせ、三男袁尚えんしょうにも、五万騎をさずけて、鄴都へ急派し、さらに酸棗へも大兵を分けた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)