“しんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新開46.7%
真怪13.3%
秦檜13.3%
神界6.7%
心懐6.7%
深海6.7%
真改6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今でいえば新開しんかいの町だけに、神田区上町との間に流れるどぶ川の河岸についた、もとの大牢の裏手の方はさびしいパラッとした町で、ほうけたような空気だった。
実怪の方には真怪しんかい仮怪かかいとの二種あり、虚怪の方には偽怪ぎかい誤怪ごかいとの二種ありて、偽怪は一名人為的妖怪といい、誤怪は一名偶然的妖怪といい、仮怪は一名自然的妖怪といい
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
あれは宋の秦檜しんかいさ、忠良を害し、君を欺き、国を滅したから、こんな重罪を受けておる、他の者も皆国を誤ったもので、この者どもは、国の命があらたまるたびに、引出して、毒蛇に肉をまし
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すぐにおわかりになったものとえ『フムその懐剣かいけんならたしかに彼所かしこえている。よろしい神界しんかいのおゆるしをねがって、取寄とりよせてつかわす……。』
今日こんにちからかえってかんがえると、このうみ修行場しゅぎょうばわたくしめに神界しんかいとくもうけてくだすったおさらいの場所ばしょともいうべきものなのでございました。
もとより彼は、柴田勝家の一翼とたのまれて、ここに展陣していたものの、その心懐しんかいと、本来の位置とは、実に微妙な立場に置かれていた。——一歩、誤れば、領土一族、一切はい。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仮に、そうなって来た心懐しんかいを、秀吉自身の説明に求めるとすれば
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「先生。もう深海しんかいになげこまれるようなことはないでしょうね」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いざや島田を斃すは我一人と、井上真改しんかいの太刀を振りかざして飛び込んで来たのを、島田虎之助の志津三郎は軽くあしらって発止はっしと両刀の合うところ、ここに鍔競合つばぜりあいの形となりました。