“仮怪”の読み方と例文
読み方割合
かかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに余は、この二者を仮怪かかいと名づけて真怪のうちへ加えぬ。例えば、墓場に夜中青色の火が燃え上がることがある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
実怪の方には真怪しんかい仮怪かかいとの二種あり、虚怪の方には偽怪ぎかい誤怪ごかいとの二種ありて、偽怪は一名人為的妖怪といい、誤怪は一名偶然的妖怪といい、仮怪は一名自然的妖怪といい
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
つぎに第三は、自然的妖怪すなわち仮怪かかいにして、妖怪はすなわち妖怪なるも、天地自然の道理によりて起こりたるものなれば、物理学あるいは心理学の道理に照らして説明し得るものである。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)