“しんくわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
秦檜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この劇は太虚及び龔芝麓ろうしろく賊に降り、後に清朝の兵入るを聞くや、急に逃れて杭州に至り、追兵の至るに驚いて、岳飛がくひ墓前、鉄鋳の秦檜しんくわい夫人の跨下こかかくる、たまたまこの鉄像の月事げつじに値ひ
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
現に開国を説く人を憎む情の背後には、秦檜しんくわいのやうな歴史上の人物を憎む情がひそんでゐたのである。鹿太は早く大きくなりたいと願ふと同時に、早く大きくなつて正義の人になりたいと願つた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)