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しゆんこう
『
快なる
哉、
櫻木君の
海底戰鬪艇は
遂に
竣工しましたか。』と、
暫時は
言もなく、
東天の
一方を
眺めたが、
忽ち
腕拱ぬき
私共も二三
人宛は
休息時間を
廢しても、
交る/″\
行つて
働きますぞ、すると
海底戰鬪艇の
竣工する
頃には、
鐵檻の
車も
出來上つて、
私共は
直ぐ
其れに
乘込んで、
深山の
奧へ
行つて
豫定通りに
竣功する
手續になつて
居ますから、
君も
少年もたゞ
遊んで
居ればよいのです。