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しやうぢき
『
知つてるわよ、
私、
卵を
食べたわ、
眞箇よ』と
極めて
正直な
愛ちやんが
云ひました、『
小さな
女の
兒だつて
蛇のやうに
矢張卵を
食べるわ、けど』
では、
如何に
讀んだらいゝかと
言へば、これも、
多少人に
依つて
違ふかも
知れないが、
兎に
角、
何者にも
累らはされずに、
正直な
態度で
讀むがいゝ。
其所謂を
聞くと、
子路と
云ふ
男は、
一つ
何か
教はつて、それをまだ
行はないうちに、
又新らしい
事を
聞くと
苦にする
程正直だからだつて
云ふんです。