“しやうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衝角50.0%
上角50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今(いま)は工事中(こうじちゆう)であるから、明瞭(あきらか)に知(し)る事(こと)は出來(でき)ぬが、其(その)一種(いつしゆ)は艇(てい)の前端(ぜんたん)に裝置(さうち)されたる極(きは)めて強硬(きようこう)なる、また極(きは)めて不思議(ふしぎ)なる「衝角(しやうかく)」一名(いちめい)「敵艦衝破器(てきかんしやうはき)」と呼(よ)ばれたる軍器(ぐんき)で
一秒時間(いちびやうじかん)に三百廻轉(くわいてん)の速力(そくりよく)をもつて、絞車(こうしや)の如(ごと)く廻旋(くわいせん)するのであるから、此(この)衝角(しやうかく)の觸(ふ)るゝ所(ところ)、十四吋(インチ)半(はん)以上(いじやう)の裝甲(アーモア)を有(いう)する鐵艦(てつかん)の他(ほか)は、殆(ほと)んど粉韲(ふんさい)せられざるものは有(あ)るまいと思(おも)はるゝ
此(この)衝角(しやうかく)は世(よ)の常(つね)の甲鐵艦(かうてつかん)又(また)は巡洋艦等(じゆんやうかんとう)に裝置(さうち)されたものとは痛(いた)く異(ことな)りて、其(その)形(かたち)は三尖形(さんせんけい)の極(きは)めて鋭利(えいり)なる角度(かくど)を有(いう)し、艇(てい)の前方(ぜんぽう)十七呎(ヒート)以上(いじやう)に突出(とつしゆつ)して、其(その)鋭利(えいり)なる三尖衝角(さんせんしやうかく)は艇内發動機(ていないはつどうき)の作用(さよう)にて
木形に上角(しやうかく)、大角、左角、釱角(ていかく)、判角あり、火形に上徴(しやうちよう)、質徴、少徴、右徴、質判(しつはん)あり、土形に上宮(しやうきゆう)、大宮、加宮、少宮、左宮あり、金形に上商(しやうしやう)、釱商(ていしやう)、左商、大商、少商あり、水形に上羽(しやうう)、大羽
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)