“しょうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小角50.0%
聖覚12.5%
樵客12.5%
翔鶴12.5%
衝角12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小角しょうかく浄蔵じょうぞうなどの奇蹟は妖術幻術の中にはさんしていないで、神通道力というように取扱い来っている。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
今の世に生れなければ、あの奇蹟は見られないのである、法然御房ほうねんごぼうにも会えないのである。安居院あごい聖覚しょうかく法印は、やはり嘘をいわなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聖覚しょうかくどの。あなたがいわるることは、いちいち私のいおうとするところと同じです。二人は、ほとんど同じ苦悶をもって同じ迷路へさまよってきたのでした」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
樵客遇之猶不顧 樵客しょうかく之に遇うも猶おかえりみ
僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
「おい、清、『最上』がすんだら、こんどは航空母艦『翔鶴しょうかく』と潜水艦『富士ふじ』だぞ。この二隻が出来上ったら、米国海軍はお気の毒だが、もう日本に喧嘩けんかを売らない方がいいね。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
マドロス煙管パイプをギュウと引啣ひっくわえた横一文字の口が、旧式軍艦の衝角しょうかくみたいな巨大おおきあご一所いっしょに、鋼鉄の噛締機バイトそっくりの頑固な根性を露出むきだしている。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)