“噛締機”の読み方と例文
読み方割合
バイト100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マドロス煙管パイプをギュウと引啣ひっくわえた横一文字の口が、旧式軍艦の衝角しょうかくみたいな巨大おおきあご一所いっしょに、鋼鉄の噛締機バイトそっくりの頑固な根性を露出むきだしている。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうして自信のある柔道の手を施すすべもないうちに私の両肩は、巨大な噛締機バイトにかかったようにしびれ上って、抵抗する力もなくなってしまったばかりでなく
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)