“しごけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四五軒60.0%
四五間40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
には小皿こざらちたり。四五軒しごけん行過ゆきすぎたる威勢ゐせい煮豆屋にまめや振返ふりかへりて、よう!とふ。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
この大騷動だいさうどうのちは、猛獸まうじう我等われら手並てなみおそれてか、容易ようゐちかづかない、それでも此處こゝ立去たちさるではなく、四五間しごけんへだてゝ遠卷とほまき鐵檻てつおりくるま取圍とりまきつゝ、猛然まうぜんえてる。
九時頃くじごろだが、商店しやうてんまち左右さいうきやくつのに、人通ひとどほりは見掛みかけない。しづかほそまちを、四五間しごけんほどまへつて、小兒こどもかとおもちひさな按摩あんまどのが一人ひとりふえきながら後形うしろむきくのである。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)