“ごをん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御恩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千葉ちば御恩ごをんのあたゝかく、くち數々かず/\のおれいはねども、よわをとこなればなみださへさしぐまれて、仲働なかはたらきのふくたのみておれいしかるべくとひたるに、わたもの口車くちぐるまよくまはりて、斯樣かやう/\しか/″\で
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにぞにつけてこひしければでは如何いかばかりこゝろぼそくもかなしくもらうなれどおよばずながらわたしはちからになるこゝろあねおもふてよとたのむは可笑をかしけれど歳上としうへなれば其約束そのやくそく何時いつも/\ふことながらわたしは眞實ほん同胞はらからおもひますとなぐさめられてうれしげに御縁ごえんあればこそおやどもばかりかわたしまでめぐりめぐつてまた御恩ごをんうみともやまともくちには
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)