“ごぜんくわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
御全快100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何家なにうちなどはうでもござります、伯父樣おぢさま御全快ごぜんくわいにならば表店おもてるもわけなきことなれば、一にちはやつてくだされ、伯父樣おぢさまなんぞとぞんじたれど、みちとほこゝろ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
のべらる取次は此段早速御奧へ申上ければ中納言綱條卿つなえだきやう先達せんだつてより御病氣なりしが追々おひ/\御全快ごぜんくわいにて今日は中奧にうつらせ給ひ御酒ごしゆくだされて御酒宴の最中さいちうなり中にも山野邊主税之助やまのべちからのすけと云ふは年は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なんでもりませんです。かならすぐ御全快ごぜんくわいになられます。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
わくものなれば今なくとも出來る時節じせつ有事あることゆゑもし其樣な事にて御心配しんぱいなさるは御無用なり縱令たとへ御貯おたくはへの路金ろぎんつきたりとも御病氣御全快ごぜんくわい迄は御心しづかに御逗留とうりう成るべし其間は何によらず御入用有ばおほせられよ又少々の金子なれば隨分ずゐぶん用立ようだて申べし必ず然樣な事に御遠慮ごゑんりよあるべからずと深切しんせつなる亭主の言葉にお花はなみだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)