“けつそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
結束100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんとなれば、これ材料ざいりよう家屋各部かおくかくぶ結束けつそく無能力むのうりよくなるがうへに、地震ぢしんのとき、自分じぶん惰性だせいもつ家屋かおく地面ぢめん一緒いつしようごくことに反對はんたいするからである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
親爺おやぢの云ふ所によると、かれと同時代の少年は、胆力修養のめ、夜半やはん結束けつそくして、たつた一人ひとり、御しろきた一里にあるつるぎみね天頂てつぺんのぼつて、其所そこの辻堂で夜明よあかしをして
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
……鷹揚おうやうに、しか手馴てなれて、迅速じんそく結束けつそくてた紳士しんしは、ためむなしく待構まちかまへてたらしい兩手りやうてにづかりと左右ひだりみぎ二人ふたりをんなの、頸上えりがみおもふあたりを無手むずつかんで引立ひつたてる、と
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)