“くべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちたゞ陰氣いんきときはしまくつた夜具やぐつめたくつてた。かれやうや火鉢ひばち麁朶そだくべた。かれそば重箱ぢゆうばこ小鍋こなべとがかれてあるのをた。ふたをとつたら重箱ぢゆうばこにはめしがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その時には無賃ただで置かれた家なしの女房は、うしろドアを開けて出て来て、ストーブにたきぎくべて行く。家なしの夫は昼間ははたらきに出て夜帰って来る。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
これは松のすしの源次郎で、蝶吉から頂いた、土付かずといってい大事の駒下駄を、芋を焼くへッついくべられた上に、けんつくをくらって面目を失ったが、本人に聞くより一段情無い愛想尽あいそづかしを
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)