“きりぼし”の漢字の書き方と例文
語句割合
切干100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しろ切干きりぼしさずにしたのであつた。切干きりぼしあめらねばほこりだらけにらうがごみまじらうがひるよるむしろはなしである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ながしもとの大笊の中にはきざんだ切干きりぼしが水を切ってあり、沢庵桶たくあんおけからたくあんを出しかけていたところと見え、ぬかの中からたくあんが半分ほど顔を出している。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
切干きりぼしもあらば供へよおきなの忌
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
おつぎは庭葢にはぶたうへむしろいてあたゝかい日光につくわうよくしながら切干きりぼしりはじめた。大根だいこよこいくつかにつて、さらにそれをたてつて短册形たんざくがたきざむ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
切干きりぼしでもつたもんだかな」おつぎがにはからおほきなこゑでいつたときしなはふとまくらもたげた。それでおつぎのこゑ意味いみわからずにかすかにみゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)