“がんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顔回47.4%
眼界36.8%
岩塊5.3%
玩愒5.3%
眼開5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なるほど。甘羅かんら子牙しが顔回がんかいなど、史上の人物を並べて、生意気なことをいってるらしいな。ひとつ呼び入れて、からかってやろうか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
眼界がんかいたつするかぎ煙波えんぱ渺茫べうぼうたる印度洋インドやうちうに、二人ふたり運命うんめいたくするこの小端艇せうたんていには、く、かひく、たゞなみのまに/\たゞよつてるばかりである。
また鎔岩ようがん次第しだい冷却れいきやくしてるとどんな成分せいぶんのものも流動りゆうどうがたくなり、其後そのご固形こけい岩塊がんかい先頭せんとう岩塊がんかいえて前進ぜんしんするのみである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いまだ刀槍刺撃の技をくわしくするあたわず、いまだ兵馬闘争の法を練るあたわず、汎々はんぱん悠々ゆうゆうとして歳月を玩愒がんかいす。支那の書を読むに及んで、やや欧羅巴ヨーロッパ米利堅メリケンの風教を聞知し、すなわち五大州を周遊せんと欲す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その木の下まで行けば、向うは眼開がんかいがひろくなつて、富士山がすぐ眼近に見える。村の人は富士見の松と云ひならはして居る。二人はそこまで行つて草をいて腰を下した。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)