“かいかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
改革71.4%
海角28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豆州づしう御勝手ごかつて不如意ふによいなるは、一朝一夕いつてういつせきのことにはあらじを、よしや目覺めざましき改革かいかく出來できずとも、たれなんぢ過失あやまちとははじ、たゞまことをだにまもらばなり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこでひとさとつて改革かいかくはかれば此度こんどくらしをなほして自分じぶん支出ししゆつ何割なんわりげんじて、さうして其剩餘そのじようよもつ從來じうらい借金しやくきん整理せいりをしてくよりほかにはみちはないのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
宮崎はすなわち東端越後境えちござかい海角かいかくであって、是から吹きつける風のみが大伴家持おおとものやかもちらのたもとひるがえし、能登から吹くアイは山にさえぎられて、このあたりでは心づかれなかったので
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
まだ老翁ろうおうの記憶のさかいまで、その利用は単純を極めており、前代文献の書き伝えたかぎりでは、舟はただいそづたいにぎめぐり、たまたま二つの海角かいかくの間を直航するときだけは
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
島根半島西部の一海角かいかくである。ところが岬をエドモというものが現在北海道に一ヶ処ある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)