“おめがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御鑑定30.0%
御眼識20.0%
御眼鏡20.0%
御目鏡10.0%
御目鑑10.0%
鑑識10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより御領内の美女を悉く集めた上、その顔は申すに及ばず、身体からだから身のこなしまで御覧の上、殿御自身にて御鑑定おめがねに叶いました者を御留置おとめおき遊ばされる工夫が御座います
「当家中にて貴殿の御眼識おめがねに叶った者御座ろうか」
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
まよひし邪正じやしやうがたし、鑑定かんてい一重ひとへ御眼鏡おめがねまかさんのみと、はじたるいろもなくべらるゝに、母君はゝぎみ一トたびあきれもしつおどろきもせしものゝ、くまで熱心ねんしんきはまりには
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
つらぬくは劔難けんなんの相にて三十日たゝざる内にやいばかゝ相果あひはつるの相なり斯る不徳ふとく凶相きようさうにして將軍の御子樣とは存じ奉りがたし越前守が思考かんがへには御品は實なれど御當人に於てはなにともあやしく存ずるなり愚案ぐあん御目鏡おめがねにはそむき候へども何卒なにとぞ此御身の上は今一おう越前へ吟味ぎんみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「殿! 殿! やっぱり察しの通りでござりました。後押しの奴も御目鑑おめがね通り早乙女主水之介でござりまするぞ。御早く御出まし下さりませい」
「お言葉だが——ときたね親分、銭形平次親分の一の子分で鑑識おめがねに叶って現場へ二度も行ったこの八五郎が、それくらいのことを聴かずに帰るものでしょうか——てんだ」