“おししづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押鎭33.3%
押沈33.3%
推鎮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほくはゆみ張裂はりさくむね押鎭おししづめ打果さでや置べきかとすそみじかに支度したくを爲し既に一刀たばさんて出行でかけんとする其の折柄をりから後ろのふすま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
押鎭おししづめ誰かと思へば大家おほやさん大層たいそう御機嫌で御座りますねヘイヤ澤山たんともやらねど今其所そこ一寸ちよつと一杯やつたばかりさ夫はさうとお光さん今日新版しんぱんの本が出來できて未だ封切ふうきりもしないのが澤山あるが日がくれたらせめだけも見にお出そして今夜は母親おふくろは大師河原の親類へ泊りがけにと行て留守うちには吾儕わたし一人限ひとりぎりゆゑ必ずお出の色目づかひお光はうらみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そでげた椅子いすの、みどりふかさにも押沈おししづめられて、えもやせむとあはかつた。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
貫一は轟く胸を推鎮おししづめても、なほ眼色まなざしの燃ゆるが如きを、両個ふたりが顔にせはしく注ぎて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)