“推鎮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おししず50.0%
おししづ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々のうちにて一番早く心を推鎮おししずめしは目科なり彼れ五六遍も嚊煙草の空箱を鼻にあてたるすえくだんの巡査に打向いて荒々しく
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
か言出さんとする如く唇屡々しば/\動きたるもようやくに我心を推鎮おししずめ「え、え」と悔しげなる声を
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
貫一は轟く胸を推鎮おししづめても、なほ眼色まなざしの燃ゆるが如きを、両個ふたりが顔にせはしく注ぎて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)