“おくにもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御国許50.0%
御國許50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめ御国許おくにもとのつとめだったのが、のちに江戸詰めとなったのだそうで、私は芝愛宕下しばあたごしたの御中屋敷で生れた。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
御国許おくにもと電報でんぱうをお被成なさりましては如何いかゞでござりませう。』と枕許まくらもとすはつてました。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それより御國許おくにもと飛脚ひきやくとばして、御用ごようこれあり、諸役人しよやくにんども月番つきばんもの一名宛いちめいづゝ殘止のこりとゞまり、其他そのた恩田杢おんだもく同道どうだうにて急々きふ/\出府しゆつぷつかまつるべし、とめいたまひければ、こはそも如何いかなる大事だいじ出來できつらむと
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
加へすこしの事はくるしからざれども最早もはや二箱近く御遣おつかひ成されし故御國許おくにもとの旦那へきこえては此傳兵衞申わけなしとてなほ種々しゆ/″\に異見致しけれども一かうに用ゆる氣色けしきもなくつひよく享保きやうほ九年七月迄に金二千七八百兩つかすてたれば今は傳兵衞もあきはて是非なく國許くにもとへ此由知らせしにより父吉右衞門是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)