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うづだか
ふりがな文庫
“うづだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
堆
66.7%
堆高
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堆
(逆引き)
碧水金砂
(
へきすゐきんさ
)
、
晝
(
ひる
)
の
趣
(
おもむき
)
とは
違
(
ちが
)
つて、
靈山
(
りやうぜん
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
突端
(
とつぱな
)
と
小坪
(
こつぼ
)
の
濱
(
はま
)
でおしまはした
遠淺
(
とほあさ
)
は、
暗黒
(
あんこく
)
の
色
(
いろ
)
を
帶
(
お
)
び、
伊豆
(
いづ
)
の
七島
(
しちたう
)
も
見
(
み
)
ゆるといふ
蒼海原
(
あをうなばら
)
は、さゝ
濁
(
にごり
)
に
濁
(
にご
)
つて、
果
(
はて
)
なくおつかぶさつたやうに
堆
(
うづだか
)
い
水面
(
すゐめん
)
は
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その時私の作品集は、
堆
(
うづだか
)
い
埃
(
ほこり
)
に
埋
(
うづ
)
もれて、
神田
(
かんだ
)
あたりの古本屋の
棚
(
たな
)
の隅に、
空
(
むな
)
しく読者を待つてゐる事であらう。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
うづだか(堆)の例文をもっと
(4作品)
見る
堆高
(逆引き)
丁度其日は
年貢
(
ねんぐ
)
を納めると見え、入口の庭に
莚
(
むしろ
)
を敷きつめ、
堆高
(
うづだか
)
く盛上げた
籾
(
もみ
)
は土間一ぱいに成つて居た。丑松は敬之進を助け乍ら、一緒に敷居を跨いで入つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度
収穫
(
とりいれ
)
の頃で、
堆高
(
うづだか
)
く積上げた穀物の傍に
仆
(
たふ
)
れて居ると、農夫の打つ
槌
(
つち
)
は誤つて
斯
(
こ
)
の求道者を絶息させた。夜露が口に入る、目が覚める、
蘇生
(
いきかへ
)
ると同時に、白隠は悟つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
往来の真中に
堆高
(
うづだか
)
く掻集めた白い小山の
連接
(
つゞき
)
を見ると、今に家々の軒丈よりも高く降り積つて、これが飯山名物の『雪山』と
唄
(
うた
)
はれるかと、冬期の
生活
(
なりはひ
)
の
苦痛
(
くるしみ
)
を今更のやうに堪へがたく思出させる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
まるで私は小鳥かなんどのやうに、唯譯もなくその間を歩き𢌞りました。時には路地の奧の方までも入つて行つて、活版屋の裏に
堆高
(
うづだか
)
く積重ねてある屑の中から細い活字を拾ふのを樂しみにしました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
うづだか(堆高)の例文をもっと
(2作品)
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