“うずたか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.3%
堆高12.6%
渦高1.4%
埋高0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧苦の中にありて「机に千文ちぶみ八百文やおぶみうずたかく載せ」たりという一事はこれを証して余りあるべし。その敬神尊王そんのうの主義を現したる歌の中に
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
掘り起された土は穴の廻りに次第に堆高うずたかく積まれて行った。さして深くない墓穴の事とて、人夫のショベルはやがて何かに突き当った。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「それは好都合」と云ったかと思うと老人は金屏風をスーとあけたが渦高うずたか夜具よるのものが敷いてある。そうして誰か寝ているらしい。しかし白布で蔽われているので姿を見ることは出来なかった。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
書類の埋高うずたかく積まれた大机のむこうに、鋭い青銅色の眼をした老紳士が控えている。背広を着ているが、千軍万馬せんぐんばんばの軍人らしい風格、これが有名な「第二号の人」だった。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)