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堆高
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うづだか
ふりがな文庫
“
堆高
(
うづだか
)” の例文
丁度其日は
年貢
(
ねんぐ
)
を納めると見え、入口の庭に
莚
(
むしろ
)
を敷きつめ、
堆高
(
うづだか
)
く盛上げた
籾
(
もみ
)
は土間一ぱいに成つて居た。丑松は敬之進を助け乍ら、一緒に敷居を跨いで入つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度
収穫
(
とりいれ
)
の頃で、
堆高
(
うづだか
)
く積上げた穀物の傍に
仆
(
たふ
)
れて居ると、農夫の打つ
槌
(
つち
)
は誤つて
斯
(
こ
)
の求道者を絶息させた。夜露が口に入る、目が覚める、
蘇生
(
いきかへ
)
ると同時に、白隠は悟つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
往来の真中に
堆高
(
うづだか
)
く掻集めた白い小山の
連接
(
つゞき
)
を見ると、今に家々の軒丈よりも高く降り積つて、これが飯山名物の『雪山』と
唄
(
うた
)
はれるかと、冬期の
生活
(
なりはひ
)
の
苦痛
(
くるしみ
)
を今更のやうに堪へがたく思出させる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
まるで私は小鳥かなんどのやうに、唯譯もなくその間を歩き𢌞りました。時には路地の奧の方までも入つて行つて、活版屋の裏に
堆高
(
うづだか
)
く積重ねてある屑の中から細い活字を拾ふのを樂しみにしました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
堆
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
“堆”で始まる語句
堆
堆積
堆肥
堆朱
堆石
堆裏
堆金
堆牌
堆積台
堆朱彫