“あべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アベ
語句割合
阿部37.5%
安倍34.4%
安部9.4%
阿倍9.4%
阿閉6.3%
3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも長谷川君のうち西片町にしかたまちで、余も当時は同じ阿部あべ屋敷内やしきうちに住んでいたのだから、住居すまいから云えばつい鼻の先である。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
母狐に殘された幼い阿部あべ童子どうじのあはれさが、おなじ年頃のものの心へ働きかけたのはいふまでもないが、あの芝居の舞臺面はいかにも美しく情趣がこまやかだ。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
幸田露伴こうだろはん氏の七部集諸抄や、阿部あべ小宮その他諸学者共著の芭蕉俳諧研究のシリーズも有益であった。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
神将 我々はあめした陰陽師おんみょうじ安倍あべ晴明せいめい加持かじにより、小町を守護する三十番神さんじゅうばんじんじゃ。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また朝日の阿闍梨あじゃりという僧が、安倍あべぼうという陰陽師おんようじの家に忍び込んでいて、発覚してげ出そうとするところを見つけて、
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
小町 地獄へ! そんなはずはありません。現に昨日きのう安倍あべ晴明せいめい寿命じゅみょうは八十六と云っていました。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
其の九日の夜、平民社演説会を神田の錦輝舘きんきくわんに開けり、出演せるもの社内よりは幸徳、堺、西川の三兄、社外よりは安部あべ兄と余となりき、演説終つて後、堺兄の曰く、来る十二日控訴の公判開かれんとし花井
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
安部あべおおしが大金で買った毛皮がめらめらと焼けたと書いてあったり
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
安部あべです」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
白玉しらたまをもつたえだ一本いつぽん阿倍あべ右大臣うだいじんには唐土もろこしにある火鼠ひねずみ皮衣かはごろも
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
むかし、摂津国せっつのくに阿倍野あべのというところに、阿倍あべ保名やすなというさむらいんでおりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
きつねのふしぎな宝物たからものさずかったせいでしょうか、きつね子供こども阿倍あべ童子どうじ
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「なるほど。それはそうかも知れんな。領内の者にそれが洩れていたようだったら、忽ち阿閉あべ淡路の手勢があとを追って危害を加えたにちがいないからの」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
阿閉あべ貞明の隊といい、明智茂朝の隊といい、総じて明智勢のうえには、一種不気味なる死に物狂いがあった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
未来に帝位をつぐべき阿閉あべ皇女の教育は真備の手に委ねられた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あべが降ってるぜ。」とジョリーは言った。「僕は火の中にでも飛び込ぶとは誓ったが、水の中でぼとは言わなかった。風邪かぜを引いちゃ、つばらない。」