“安部”の読み方と例文
読み方割合
あべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれは昨日帰った、秋田と三枝さえぐさ安部あべが来て、三人で夕飯をべた」と十兵衛は云った、「そのときすっかり聞いたが、おれはすぐには信じられなかった」
あだこ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
安部あべおおしが大金で買った毛皮がめらめらと焼けたと書いてあったり、あれだけ蓬莱ほうらいの島を想像して言える倉持くらもち皇子みこ贋物にせものを持って来てごまかそうとしたりするところがとてもいやです
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
平民社演説会を神田の錦輝舘きんきくわんに開けり、出演せるもの社内よりは幸徳、堺、西川の三兄、社外よりは安部あべ兄と余となりき、演説終つて後、堺兄の曰く、来る十二日控訴の公判開かれんとし花井
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)