“西片町”の読み方と例文
読み方割合
にしかたまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表面には「駒込西片町にしかたまち十番地いノ十六 寺田寅彦殿 上根岸かみねぎし八十二 正岡常規つねのり」とあり、消印は「武蔵東京下谷したや 卅三年七月二十四日イ便」
子規自筆の根岸地図 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかも長谷川君のうち西片町にしかたまちで、余も当時は同じ阿部あべ屋敷内やしきうちに住んでいたのだから、住居すまいから云えばつい鼻の先である。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これから土産みやげつてく、西片町にしかたまち友染いうぜんたちには、どちらがいかわからぬが、しかず、おのこのところつてせんには、と其處そこあんのをあつらへた。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)