“新片町”の読み方と例文
読み方割合
しんかたまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新片町しんかたまちや飯倉片町の家は、借家であって、藤村の好みによった建築ではないが、しかしああいう場所の借家を選ぶということのなかに、十分に藤村の好みが現われているのである。
藤村の個性 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
私は浅草新片町しんかたまちにあった家の方でこれを起稿し、巴里パリポオル・ロワイアル並木街の客舎へも持って行って書き、仏国中部リモオジュの客舎でも書き、その後帰国してこの稿を完成した。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)