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『藤村の個性』
ふりがな文庫
『
藤村の個性
(
とうそんのこせい
)
』
藤村は非常に個性の強い人で、自分の好みによる独自の世界というふうなものを、おのずから自分の周囲に作り上げていた。衣食住のすみずみまでもその独特な好みが行きわたっていたであろう。酒粕に漬けた茄子が好きだというので、冬のうちから、到来物の酒粕を …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日本文学
初出
「新潮」1951(昭和26)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
不埒
(
ふらち
)
噂
(
うわさ
)
奢侈
(
しゃし
)
怪
(
け
)
明澄
(
めいちょう
)
烈
(
はげ
)
老獪
(
ろうかい
)
茄子
(
なす
)
贅
(
ぜい
)
酒粕
(
さけかす
)
麹町
(
こうじまち
)
麻布
(
あざぶ
)