“明澄”の読み方と例文
読み方割合
めいちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曹操の頭脳は明澄(めいちょう)である。彼の血は熱しやすく、時に、また濁(にご)りもするが、人の善言をよくうけ入れる本質を持っている。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お雪は思いがけないほど、明澄(めいちょう)な天地に包まれて、昨日(きのう)まで、暗い、小雨がちな巴里(パリ)にいた自分と、違った自分を見出(みいだ)して、狐(きつね)につままれたような気がした。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しかしそれを切りぬけて出た作者は、その卒直な態度のゆえに、また物を言い切る明快さのゆえに、物の形のくっきりとした、明澄(めいちょう)な世界を作り出すことができるであろう。
藤村の個性 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)