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明澄
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めいちょう
ふりがな文庫
“
明澄
(
めいちょう
)” の例文
曹操の頭脳は
明澄
(
めいちょう
)
である。彼の血は熱しやすく、時に、また
濁
(
にご
)
りもするが、人の善言をよくうけ入れる本質を持っている。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お雪は思いがけないほど、
明澄
(
めいちょう
)
な天地に包まれて、
昨日
(
きのう
)
まで、暗い、小雨がちな
巴里
(
パリ
)
にいた自分と、違った自分を
見出
(
みいだ
)
して、
狐
(
きつね
)
につままれたような気がした。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
しかしそれを切りぬけて出た作者は、その卒直な態度のゆえに、また物を言い切る明快さのゆえに、物の形のくっきりとした、
明澄
(
めいちょう
)
な世界を作り出すことができるであろう。
藤村の個性
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
……ふと、ここに坐って、
沁々
(
しみじみ
)
感じることは、心身二つにして一つのものを、常に
明澄
(
めいちょう
)
な一体として生き持つことの難しさだな。いやもう、合戦とは
忙
(
せわ
)
しないもの、また人間を粗雑にもする。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“明澄”の意味
《名詞》
曇りがなく、澄み渡ること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
澄
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“明澄”で始まる語句
明澄性
明澄雄渾