“めいちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明澄66.7%
明暢16.7%
明鬯16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お雪は思いがけないほど、明澄めいちょうな天地に包まれて、昨日きのうまで、暗い、小雨がちな巴里パリにいた自分と、違った自分を見出みいだして、きつねにつままれたような気がした。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しかしてほとんど俗耳を聳動しょうどうするがごとく明暢めいちょうに叫破したるは実にアダム・スミスその人にしてこの法則をば実行せしむるの作用を発明したるはゼームス・ワットその人なりといわざるべからず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この親切なるかつ明鬯めいちょう平易なる手紙は甚だ余の心をたものであつて、余の考も殆どこの手紙の中にきて居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)