“西新町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にしじんまち66.7%
にししんまち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福岡と姪浜（めいのはま）との間に西新町（にしじんまち）がある。そこの皿山に歴史で名高い高取（たかとり）の窯がある。立つ煙は今も賑（にぎ）やかである。やや登り坂の両側に仕事場が軒を並べている。筑紫の窯を語るものは高取を忘れない。
北九州の窯 (新字新仮名) ／ 柳宗悦(著)
軽便鉄道（けいべん）で西新町（にしじんまち）まで行きまして、今川橋の電車の行き詰りの処に
ドグラ・マグラ (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)
筑前の野間（のま）の皿山で盛（さかん）に作る行平（ゆきひら）は、白土で線を引いた地方的な味の濃いものであります。ですが筑前では何といっても西新町（にししんまち）の窯を挙げねばなりません。
手仕事の日本 (新字新仮名) ／ 柳宗悦(著)