勿来関趾をたずね、鵜子岬に遊び、日和山に登って、漁船に賑う平潟の港内や、暮れ行く太平洋の怒濤を飽かず眺めた後、湾に臨んだ宿屋の楼上に一夜を明かして、翌日仙台からはるばると辿って来た海岸を離れ、小雨そぼふる中を棚倉道に沿うて歩き出した。袋田の …
| 著者 | 木暮理太郎 |
| ジャンル | 歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本 |
| ジャンル | 芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション |
| 初出 | 「旅」1936(昭和11)年12月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約9分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約14分(300文字/分) |