トップ
>
『雑記(Ⅱ)』
ふりがな文庫
『
雑記(Ⅱ)
(
ざっき(に)
)
』
一花火 一月二十六日の祝日の午後三時頃に、私はただあてもなく日本橋から京橋の方へあの新開のバラック通りを歩いていた。朝よく晴れていた空は、いつの間にかすっかり曇って、湿りを帯びた弱い南の風が吹いていた。丸の内の方の空にあたって、時々花火が上 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「中央公論」1924(大正13)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
適
(
たま
)
更
(
かわ
)
距
(
はな
)
燻
(
くすぶ
)
此方
(
こっち
)
六
(
むつ
)
渦動
(
ヴォーテックス
)
欺
(
だま
)
拠
(
よんどころ
)
捜
(
さぐ
)
目
(
め
)
竈
(
かまど
)
結
(
ゆ
)
鬚
(
ひげ
)
胴
(
どう
)
艫
(
とも
)
蛇
(
へび
)
煤
(
すす
)
覗
(
のぞ
)
身嗜
(
みだしな
)
迸
(
ほとばし
)
這入
(
はい
)
鍵屋
(
かぎや
)
閃光
(
せんこう
)
間
(
ま
)
隠袋
(
かくし
)
靡
(
なび
)
馳
(
は
)
一抹
(
いちまつ
)
投
(
ほう
)
倨傲
(
きょごう
)
凭
(
もた
)
切子
(
きりこ
)
可笑
(
おか
)
呑気
(
のんき
)
外貌
(
がいぼう
)
官衙
(
かんが
)
小路
(
こうじ
)
彎曲
(
わんきょく
)
憔悴
(
しょうすい
)
煉瓦
(
れんが
)
掌
(
てのひら
)
撚
(
よ
)
曾孫
(
ひまご
)
果物
(
くだもの
)
模糊
(
もこ
)
河岸
(
かし
)
活
(
い
)
渾然
(
こんぜん
)
漆
(
うるし
)
焚
(
た
)