齒醫者はいしや)” の例文
新字:歯医者
かれ其日そのひ役所やくしよかへけに駿河臺下するがだいしたまでて、電車でんしやりて、いものを頬張ほゝばつたやうくち穿すぼめて一二ちやうあるいたのち、ある齒醫者はいしやかどくゞつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
高木たかぎ細君さいくん夜具やぐでもかまはないが、おれはひとあたらしい外套ぐわいたうこしらえたいな。此間このあひだ齒醫者はいしやつたら、植木屋うゑきやこも盆栽ぼんさいまつつゝんでゐたので、つく/″\おもつた
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけ其日そのひ午後ごごとう/\おもつて、齒醫者はいしやつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)