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鹽煎餅
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しほせんべい
ふりがな文庫
“
鹽煎餅
(
しほせんべい
)” の例文
新字:
塩煎餅
ボリ/\
噛
(
か
)
みつゝ、
手酌
(
てじやく
)
で、
臺附
(
だいつき
)
の
硝子杯
(
コツプ
)
を
傾
(
かたむ
)
けたが、
何故
(
なぜ
)
か、
床
(
とこ
)
の
中
(
なか
)
で
夜具
(
やぐ
)
を
被
(
かぶ
)
つて、
鹽煎餅
(
しほせんべい
)
をお
樂
(
たの
)
にした
幼兒
(
をさなご
)
の
時
(
とき
)
を
思出
(
おもひだ
)
す。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
開けさへすれば
鹽煎餅
(
しほせんべい
)
ぐらゐは
奢
(
おご
)
るぜ——引つ張つたつて駄目だよ、何處か
斯
(
か
)
う拍子をつけて叩くんださうだ『叩けば開かれる』といふ昔の人の工夫にあやかつたものだ
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
紙
(
かみ
)
づつみの
鹽煎餅
(
しほせんべい
)
と、
夏蜜柑
(
なつみかん
)
を
持
(
も
)
つて、
立寄
(
たちよ
)
つて、
言
(
ことば
)
も
通
(
つう
)
ぜず
慰
(
なぐさ
)
めた
人
(
ひと
)
がある。
私
(
わたし
)
は、
人
(
ひと
)
のあはれと、
人
(
ひと
)
の
情
(
なさけ
)
に
涙
(
なみだ
)
ぐんだ——
今
(
いま
)
も
泣
(
な
)
かるゝ。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
案
(
あん
)
ずるに、
團子
(
だんご
)
は
附燒
(
つけやき
)
を
以
(
もつ
)
て
美味
(
うま
)
いとしてある。
鹽煎餅
(
しほせんべい
)
以來
(
このかた
)
、
江戸兒
(
えどつこ
)
は
餘
(
あま
)
り
甘
(
あま
)
いのを
好
(
す
)
かぬ。が、
何
(
なに
)
を
祕
(
かく
)
さう、
私
(
わたし
)
は
團子
(
だんご
)
は
饀
(
あん
)
の
方
(
はう
)
を
得意
(
とくい
)
とする。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鹽
部首:⿄
24画
煎
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“鹽煎”で始まる語句
鹽煎餠屋