魔性ませう)” の例文
船室キヤビン中央ちゆうわうつるしてある球燈きゆうとうひかり煌々くわう/\かゞやいてるが、どうも其邊そのへんなに魔性ませうでもるやうで、空氣くうきあたまおさへるやうにおもく、じつ寢苦ねぐるしかつた。
貴下あなた御存ごぞんじのとうり、この朝日島あさひじまは、このいへ附近ふきんのぞいては、いたところみな危險きけん塲所ばしよで、深山しんざんへ十以上いじやうすゝんでくと、天狗てんぐるか魔性ませうるかわからない、イヤ、正歟まさか其樣そんものまいが、毒蛇どくじや