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馬鹿々々
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ばかばか
ふりがな文庫
“
馬鹿々々
(
ばかばか
)” の例文
わたしは、まるで
夢
(
ゆめ
)
の中にでもいるように身を運びながら、何やら
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいほど
緊張
(
きんちょう
)
した幸福感を、骨の
髄
(
ずい
)
まで感じるのだった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
それをきいて、小ぐまさんは、つい、
貰
(
もら
)
ひ泣きをしました。が、気がついて見ると、自分ながら、あまり
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいので、かう決心しました。
泣き虫の小ぐまさん
(新字旧仮名)
/
村山籌子
(著)
富士の山ほどお金をためて毎日五十銭ずつ使うつもりだとか、
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しい、なんの意味もないような
唄
(
うた
)
ばかりなので、全く閉口のほかは無い。
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
或
(
ある
)
時に隠居が私と
箕作
(
みつくり
)
を呼んで、ドウじゃい、お前さん方は幕府に雇われて勤めて居るけれども、
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しい
止
(
よ
)
しなさい、ソレよりか上方に
行
(
いっ
)
て御覧。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
其処
(
そこ
)
には火花が漏れるような堅さがあった。それ
丈
(
だけ
)
、勝平に対する
侮辱
(
ぶじょく
)
も、甚だしかった。こんな男と言葉を交えるのさえ、
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいと、
云
(
い
)
った表情が、彼女の
何処
(
どこ
)
かに漂っていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
これを読んで、
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいと思う人は笑って下さい。教訓になると思う人は、いい見せしめにして下さい。私自身は、ナオミに
惚
(
ほ
)
れているのですから、どう思われても仕方がありません。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
お
媼
(
ばあ
)
さん、
風説
(
うわさ
)
を知りつゝ
恁
(
こ
)
うやつて一人で来た位だから、打明けて云ひます、見受けた
処
(
ところ
)
、君は何だ、様子が
宛然
(
まるで
)
野の
主
(
ぬし
)
とでもいふべきぢやないか、何の
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいと思ふだらうが、
好事
(
ものずき
)
です
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そんな
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しいことはいやですよ。」
兎と亀
(新字新仮名)
/
ロード・ダンセイニ
(著)
警戒却て無益なり前の
鵜
(
う
)
ノ
島
(
しま
)
の話に引替えて、誠に
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しい事もあります。明治五年かと思う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
出席した自分が、何だか心細く
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しくなって来た。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
刀剣を売払うソコで私は
只
(
ただ
)
独りの身を
慎
(
つつし
)
むと同時に、是れはドウしたって刀は
要
(
い
)
らない、
馬鹿々々
(
ばかばか
)
しい、刀は
売
(
うっ
)
て
仕舞
(
しま
)
えと決断して、私の処にはそんなに大小などは大層もありはしないが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
々
3画
々
3画
“馬鹿”で始まる語句
馬鹿
馬鹿気
馬鹿囃子
馬鹿野郎
馬鹿者
馬鹿馬鹿
馬鹿囃
馬鹿氣
馬鹿奴
馬鹿握