泣き虫の小ぐまさんなきむしのこぐまさん
小ぐまさんは大変泣き虫でした。朝から晩まで、泣いてばかりゐました。 ある朝、目を覚まして、お床のなかでじつとしてゐますと、ふいに、鳥小屋のにはとりが「コケコツコー。」となきました。それをきいて、小ぐまさんは、つい、貰ひ泣きをしました。が、気 …