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養分
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ようぶん
砂糖や
澱粉といふような
含水炭素とよぶ
養分を
造り、それを
葉から
枝へ、
枝から
幹を
下つて
根に
送つて、
木全體の
發育のための
養分にし、その
殘りは
蓄へておきます。
つまり
落ち
葉は
冬の
寒い
時には
夏の
間に
盛んに
根に
貯へた
養分をそのまゝ
持つて
休養するのです。
そのために、
木は
若葉をふいてから
次第に
葉を
丈夫にかため、
夏の
盛りを
幸に、どん/\
太陽の
光と
共に
働いて、
秋に
紅葉をする
支度や、
冬が
來ても
困らない、
養分の
貯へをするのです。