のむ)” の例文
新字:
頼みおき半四郎は又亭主へもよく手當てあてを申つけ一ト間に入て休息きうそくしやれ/\草臥くたびれたり拙者せつしやは酒をのむべしと又々さけさかな取寄とりよせ酒食しゆしよくをなして其夜は臥床ふしどへ入にけり偖新藤夫婦は思ひよらざる危難を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
少し私しへ下さるべしとこひけるに感應院其方そのはうのむならば勝手かつてに呑べしと云ふ否々いや/\私しはいかでか酒は用ひ申べきお三婆さんばゝは常々私しを可愛かあいがりれ候へば少しいたゞきてかれに呑せたしといふ感應院これを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
飮ながら何だびく/\するな何故なぜ其樣そんなふるへるぞコレ酒がこぼれるぞ落着おちついつぐがよい汝も酒がすきだ一ぱいあひをせよサア/\其茶碗ちやわんがいゝ夫で二三ばいのむべしと酒をついでやり後で飯もくふがよい今に拙者が手前を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)