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雪枝
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ゆきえ
ふりがな文庫
“
雪枝
(
ゆきえ
)” の例文
と
言
(
い
)
ひかけて、
左右
(
さいう
)
を
見
(
み
)
る、と
野
(
の
)
と
濠
(
ほり
)
と
草
(
くさ
)
ばかりでは
無
(
な
)
く、
黙
(
だま
)
つて
打傾
(
うちかたむ
)
いて
老爺
(
ぢゞい
)
が
居
(
ゐ
)
た。
其
(
それ
)
を、……
雪枝
(
ゆきえ
)
は
確
(
たしか
)
め
得
(
え
)
た
面色
(
おもゝち
)
であつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
庸三にいやな予感を与えたのは、清川の年上の愛人
雪枝
(
ゆきえ
)
の
家
(
うち
)
で催された、年暮のお
浚
(
さら
)
いの納会の時であった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
『お
浦
(
うら
)
、お
浦
(
うら
)
。』と
言
(
い
)
つたが、
返事
(
へんじ
)
を
為
(
し
)
ない。
雪枝
(
ゆきえ
)
最
(
も
)
うきよろ/\し
出
(
だ
)
した、
其
(
それ
)
で
二足三足
(
ふたあしみあし
)
づゝ、
前後左右
(
ぜんごさいう
)
を、ばた/\と
行
(
い
)
つたり、
来
(
き
)
たり……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
瑠美子
(
るみこ
)
には何か花やかな未来を約束しておきたかったので、差し当たりいつも新しい道を切り開いて、世間の気受けもいい舞踊家の
雪枝
(
ゆきえ
)
に、内弟子として住みこませたい念願だったので
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
但
(
たゞし
)
其時
(
そのとき
)
から、
両親
(
りやうしん
)
は
私
(
わたくし
)
を
男
(
をとこ
)
にしました。
其
(
それ
)
まで、
三人
(
さんにん
)
も
出来
(
でき
)
た
児
(
こ
)
が
皆
(
みんな
)
育
(
そだ
)
たなかつたので、
私
(
わたくし
)
を
女
(
をんな
)
にして
置
(
お
)
いたんです。
名
(
な
)
も
雪枝
(
ゆきえ
)
と
言
(
い
)
ふ
女
(
をんな
)
のやうな。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪隠
雪解
雪白
雪踏
雪舟
雪沓