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難處
読み方 | 割合 |
なんしよ | 50.0% |
なんじよ | 50.0% |
通り
拔ければ
木犀の
薫高き
横町なり。これより
白山の
裏に
出でて、
天外君の
竹垣の
前に
至るまでは
我々之を
間道と
稱へて、
夜は
犬の
吠ゆる
難處なり。
酒折の
宮、
山梨の
岡、
鹽山、
裂石、さし
手の
名も
都人の
耳に
聞きなれぬは、
小佛さゝ
子の
難處を
越して
猿橋のながれに
眩めき、
鶴瀬、
駒飼見るほどの
里もなきに