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金力
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きんりょく
ふりがな文庫
“
金力
(
きんりょく
)” の例文
科学に
縋
(
すが
)
らなければ、人類は一日たりとも安全を保証し得ない時代となった。
従前
(
じゅうぜん
)
の世界では、
金力
(
きんりょく
)
が物を云った。今日は、金力よりも科学力である。
『地球盗難』の作者の言葉
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
娘と申せど主君のお胤なれば、何とぞ華族へ縁付けたく、それに
付
(
つい
)
ても
金力
(
きんりょく
)
なければ事
叶
(
かな
)
わずと存ぜしゆえ、是まで
種々
(
しゅ/″\
)
の商法を
営
(
いとな
)
みしも、慣れぬ事とて
皆
(
み
)
な仕損じ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
依
(
よ
)
ってこの手紙により私は
金力
(
きんりょく
)
を以って女性の人格的尊厳を無視する貴方に永久の
訣別
(
けつべつ
)
を告げます。私は私の個性の自由と尊貴を
護
(
まも
)
りかつ
培
(
つちか
)
うために貴方の
許
(
もと
)
を離れます。
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
金力
(
きんりょく
)
と
品性
(
ひんせい
)
と
云
(
い
)
う題目のもとに、両者の必ずしも一致せざる理由を説明して、
暗
(
あん
)
に会社の役員らの暴慢と、青年子弟の何らの定見もなくしていたずらに
黄白万能主義
(
こうはくばんのうしゅぎ
)
を信奉するの
弊
(
へい
)
とを
戒
(
いまし
)
めた。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ある
美貌
(
びぼう
)
の
声楽家
(
せいがくか
)
は、
指
(
ゆび
)
に
宝石
(
ほうせき
)
をかがやかせ、すましこんで、ステージに
立
(
た
)
ち、たとえ
聴衆
(
ちょうしゅう
)
を
睥睨
(
へいげい
)
しながら
歌
(
うた
)
っても、
蔭
(
かげ
)
では、
権力
(
けんりょく
)
のあるものや、
金力
(
きんりょく
)
あるもののめかけであったり、
男
(
おとこ
)
どもには
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
と浩二の
金力
(
きんりょく
)
に
聊
(
いささ
)
か疑問を
懐
(
いだ
)
いた。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚