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造出
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つくりだ
ふりがな文庫
“
造出
(
つくりだ
)” の例文
お
豊
(
とよ
)
は
大吉
(
だいきち
)
と
云
(
い
)
ふ文字を見て安心はしたものゝ、大吉は
却
(
かへ
)
つて
凶
(
きよう
)
に返り
易
(
やす
)
い事を思ひ出して、
又
(
また
)
もや自分からさま/″\な
恐怖
(
きようふ
)
を
造出
(
つくりだ
)
しつゝ、非常に
疲
(
つか
)
れて
家
(
うち
)
へ帰つた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
冷却
(
れいきゃく
)
して
後
(
のち
)
、
飛散
(
ひさん
)
するとすれば、
高尚
(
こうしょう
)
なる
殆
(
ほとん
)
ど
神
(
かみ
)
の
如
(
ごと
)
き
智力
(
ちりょく
)
を
備
(
そな
)
えたる
人間
(
にんげん
)
を、
虚無
(
きょむ
)
より
造出
(
つくりだ
)
すの
必要
(
ひつよう
)
はない。そうして
恰
(
あたか
)
も
嘲
(
あざけ
)
るが
如
(
ごと
)
くに、また
人
(
ひと
)
を
粘土
(
ねんど
)
に
化
(
か
)
する
必要
(
ひつよう
)
は
無
(
な
)
い。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
お豊は
大吉
(
だいきち
)
という文字を見て安心はしたものの、大吉はかえって
凶
(
きょう
)
に返りやすい事を思い出して、またもや自分からさまざまな恐怖を
造出
(
つくりだ
)
しつつ、非常に疲れて
家
(
うち
)
へ帰った。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
冷却
(
れいきやく
)
して
後
(
のち
)
、
飛散
(
ひさん
)
するとすれば、
高尚
(
かうしやう
)
なる
殆
(
ほとん
)
ど
神
(
かみ
)
の
如
(
ごと
)
き
智力
(
ちりよく
)
を
備
(
そな
)
へたる
人間
(
にんげん
)
を、
虚無
(
きよむ
)
より
造出
(
つくりだ
)
すの
必要
(
ひつえう
)
はない。
而
(
さう
)
して
恰
(
あたか
)
も
嘲
(
あざけ
)
るが
如
(
ごと
)
くに、
又
(
また
)
人
(
ひと
)
を
粘土
(
ねんど
)
に
化
(
くわ
)
する
必要
(
ひつえう
)
は
無
(
な
)
い。あゝ
物質
(
ぶつしつ
)
の
新陳代謝
(
しんちんたいしや
)
よ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
江戸文明の爛熟は久しく
傾城
(
けいせい
)
遊君
(
けいせい
)
の如き病的婦人美を賞讃し尽した結果、其不健全なる芸術の趣味の赴く処は是非にも毒婦と称するが如き特種なる暗黒の人物を
造出
(
つくりだ
)
さねば
止
(
や
)
まなかつた。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“造出”の解説
造出(つくりだし)とは、古墳に直接取り付く、半円形もしくは方形の壇状の施設である。「造出し」、「造り出し」とも表記される。中後期の大型前方後円墳をはじめ、ごく一部の古墳のみに確認されている。
(出典:Wikipedia)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“造”で始まる語句
造
造作
造詣
造花
造做
造化
造主
造船所
造兵廠
造酒